メンターメンティ制度、うまくいっていますか?

人材育成
Employees giving hands and helping colleagues to walk upstairs

著作者:pch.vector/出典:Freepik

アプローズの坂下です。今日はメンターメンティ制度についてお話します。

メンター制度とは、所属する部署の上司とは別に、在籍年数や年齢の近い先輩社員が、新入社員や若手社員から相談を受けたり、支援したりする制度です。

社員同士のコミュニケーション活性化や若手社員の離職率低下、またメンター自身の成長など、メリットも多いことから、非常に注目を浴びていますが、忙しいメンターの負担増や、メンター選定の難しさなどから、制度の目的を果たせていないという声も聞こえてきます。

仮に自分が「メンターに任命され、メンティと呼ばれる新入社員を持った若かりし社員」だとして考えてみるとします。

きっと私は後輩から嫌われたくない一心で、面談では「私も1年目はそうだったよ」と同意しているように見せかけた先輩風を吹かせ、会食は必死で盛り上げ、遅くまで愚痴を聞き、後輩のガス抜きにつとめるでしょう。

端から見たら「コミュニケーションがうまく取れているメンターとメンティ」ですが、会社からは「うーん・・何か違うんだよね」と首を傾げられてしまいます。

それはなぜか。

原因は、制度の目的をきちんと理解していないことはもちろん、メンターとしての面談スキルが圧倒的に不足していたこと、後輩育成のマインドが備わっていなかったことに他ならないでしょう。

ただ、それはメンターだけの責任でしょうか。

制度を立ち上げた会社がこの制度の目的を把握し、きちんとメンターを選定できていたのか、また目的を共有できていのか。さらにはメンター自身の育成も同時に検討していたのかについても、振り返る余地はあるかと思います。

上にあげた検討材料が、きちんと制度開始の前にオリエンテーションや研修などでフォローをされていれば、もう少し別のものになっていたでしょうし、メンター自身も成長できるのではないでしょうか。

私たちアプローズでは、お客様に徹底的にヒアリングを行い、目指すゴールを共有しながら、制度の見直しと人財育成プログラムを一緒に検討していきます。メンターの聴く力や質問力はもちろん、メンティの伝える力も伸ばしつつ、会社の目指す人財像に近づくためのお手伝いを行います。

メンターメンティ制度の導入をお考えの企業様、または見直しを考えている企業様、ぜひアプローズにお声掛けください。

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