
6月半ば、徐々に元の生活に戻りつつあります。
しかし、「ニューノーマル」という言葉の通り、これまで当たり前にしていたルーティンや優先順位など、今まで疑わなかった価値観やルールを見直すいい機会なのかもしれませんね。
今回は、「自己理解が深まる問いかけの方法②」として、自らの意思で目標に向かうための簡単なセルフコーチング術をご紹介します。
セルフコーチングに必要な2つのポイント
セルフコーチングとは、自分が自分のコーチとなって対話を深めていくこと。
これを一人で行える問いかけの方法をご紹介します。
まずは以下の5つについて考えてみましょう。
1. 自分の目標、目指すことはなんだろう?
2. 何故そうなっていたいんだろう?×3回
3. それは自分にとってどんな影響があるんだろう?
4. 自分のどんな強みが生かせるだろう?
5. 明日からできることはなんだろう?
考えるために必要なポイントは2つあります。
★ポイント1:「なぜ」「どんな」を考える
普段から、「1.やること」に対して、「5.どうやっていこう?」という考えは無意識に行っていると思いますが、いつもの考え方と違うところは、2、3の部分です。
「どうしてそれをやりたいのか?」「どんな影響があるのか」という問いかけを挟む、ここがポイントです。
2や3の問いかけをすることで、自分の心から欲するもの(Want to)がわかります。
2で、そうなっていたい理由が明確になります。
3で、目標達成したあとの自分の変化をイメージすることができます。
自分の可能性や、まだ見えていない視点が見えてくることも。
そこから更に新しい目標がみえてくるかもしれませんし、もしかすると、ちょっと違う・・・なるかもしれません。
そうなったら、また軌道修正し、2と3を繰り返すと良いですね。
欲するものは、誰から言われたものでもないため、やらされている感(Have to)もまったくありません。
やらされている感で動く・・・。もう言葉だけでもしんどいですよね(汗)
やらされている感、義務感で動く行動は、一瞬、最大瞬間風速的に早いスピードで成果は上がるものの、長続きはしません。
そして何より、自分自身の納得感やワクワクはないですよね。
対して、心から欲するもの(Want to)はもう誰にも止められませんね(笑)
これは自分自身から湧き出る貴重なエネルギーなので、まずはこれを明確にしていきましょう。
2,3を考えた時に「ワクワクするかどうか?」を確かめるのも忘れないでくださいね。
★ポイント2:自分の強みを考える
これは、「4.自分の強みをどう生かすか?」の部分にあたります。
これは前回の自己理解深めるテーマでもお伝えしました。
自分の強みは、その人自身が得意としていること、かつ、周りからも必要とされていることが多いです。
セルフコーチングで自分が求めるものと強みを見つけたら…

先ほど挙げた2つのポイントを掛け算で考えていきましょう。
心から欲するもの×自分の強み
強みには、その人ならではのオリジナリティがあります。
得意!ということも多くあるでしょう。
その為、強みを発揮する時には、その人らしさが全開になります。
自分が心から欲してワクワクするものと、自分の本領発揮できる強み…。
なんだか始めるのが楽しくなってきませんか?
2~4の中で、あなたから湧き出てくるものは何でしたか?
そもそもどうしたいのかと考えた時に、もしかすると今目標にしていたことが、そうではなかった…!と、気づく方もいるかもしれません。
それはそれでとても大切な発見です。
セルフコーチングはとても頼もしい相棒
1が、もし会社から与えられているミッションだとしても、2~4で、自分自身のWant toに近づけてみてください。
2~4は自分だけの欲するものでしたね。
誰のものでもない、いわば自分の「錨」のようなものです。
大変な状況で流されそうになってもこれらがきちんと錨となってくれ、きちんと本来ある場所に自分を戻してくれます。
この「錨」はこれからの時代、自分を守るためにも、とても頼もしい相棒となってくれるはずです。
今目の前にある身近な目標から、人生の大きなテーマを考える時まで、どんな場面でも使えるセルフコーチングの問いかけです。
前回の「自分の特長・強みを知る編」と合わせて、是非行ってみてください!