「褒める」と「承認する」の違いとは?②


前回の記事では、褒めると似ている考え方に、コーチングスキルのひとつである「承認する」があることをお伝えしました。

「承認する」とは「相手をしっかりと観察し、見えてきた事実を伝える事」

「褒める」は伝える側の考えや相手に対する評価が入りますが、「承認する」は評価が入りません。

見えていることをありのままに伝えることです。


今回は、「承認する」ことについて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。



承認には大きく分けて3つの種類があります。


1,『存在承認』

そこに居てくれるという存在や、あり方、考え方を認める事です。

『存在承認』が人は一番満たされるとも言われています。

(例)職場で元気のいい新人メンバーに「毎朝出社すると、〇〇さんが一番先に挨拶してくれるね」と声かけをする。

アイコンタクトで話す、名前を呼ぶ、約束を守る、仕事を任せる等も、立派な存在承認です。

ちなみに「朝の挨拶一番先にできて立派だね」と言うと、”褒める”になります。




2,『プロセス承認』(成長承認)

そこに至るまでのプロセスを認める事。

モチベーションUPには1番効果的だと言われています。

(例)新しい事にチャレンジしているメンバーに「新しいチャレンジ、もう1か月も続いているね」と伝える。

「新しいチャレンジ1か月も続いていて偉いね!」と伝えると”褒める”になります。




3,『成果承認』

結果・成果に対して承認をする事です。

ビジネスシーンでは『成果承認』が1番多いと思いますが、実は相手のモチベーションUPにはなりにくいと言われています。

一方で、成果は数字や実績と分かりやすいため、承認する側が伝えやすいといった点があります。

(例)売上を達成した営業メンバーに対して「150%の売上、見事に達成しましたね」と伝える。

ここで、「売上150%も達成したね、さすが!」と伝えると”褒める”になります。




効果的に相手を褒める3つのポイント

もちろん、部下や相手を褒めたい時は存分に褒めてあげてください。

では、どういう風に褒めたらいいのか。

「効果的な褒めポイント」を3つご紹介します。



1、 相手ならではの内容を具体的に褒める事。

何がどう「さすが」なのか?具体的に伝える。

(例)「プレゼンの商品の使用効果、説得力があったよ。Aさんの現場経験が生かされていたね、さすがだよ」


2、 その人の心に刺さる言葉を使う事

「期待以上だったよ、素晴らしかった!」


「やっぱり期待通り、素晴らしかったよ!」


あなたはどちらが嬉しいですか?人それぞれ、心に刺さる言葉が違います。



3、相手が気付いていない点を褒めること

あえて相手が気づいていない点を褒める事。

相手は自分では気づいていないので、「え、そうですか?」とびっくりされますが、喜ばれると共に、相手の強みの引き出しが増えるメリットもあります。




相手との信頼関係構築や、モチベーションアップにも

ビジネスにおいて、「褒める」「承認する」を行う目的は、相手との信頼関係を築く事。

そして、相手のモチベーションを上げて実績に結び付ける事です。


日々承認を行い、シーンに応じて褒める。

これを繰り返すことで、前述の目的達成はもちろん、相手の自律性UPの効果もあります。

是非実践をしていただければと思います。

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