
日々忙しくしてイライラしていると、余裕がなくて、相手の意見や考えを受け入れられないこと、ありませんか。リーダー研修やコーチングセッションを行っていると、多くの方が「自分とは違う意見や考えをなかなか素直に受け入れられない」とおっしゃいます。そして、受け入れられない自分に更にイライラするとも。
では、どうしたら相手を受け入れやすくなるでしょうか?
まずは自分自身を満たしてあげることからはじめよう
その解決方法の一つが、「まずは自分自身を満たしてあげる事」。
「シャンパンタワーの法則」という例えがあります。
シャンパンタワーとは、グラスをピラミッド状に積み上げて上からシャンパンを注ぐあれですね。
結婚式などでよく見かけるやつです。
この「シャンパンタワーの法則」はシャンパンタワーを以下のように見立てます。
1番上は自分
2段目は家族
3段目は友達や会社の仲間
4段目は会社のお客様や地域の人達

注ぐシャンパンは「充実感」「感謝」「幸せ」「ポジティブな考え」といったものです。
まずは自分が満たされていないと、一番上のグラスのシャンパンは溢れることなく、下に流れてもいきません。
仕事でもプライベートでも、「あぁ、今、充実しているな、満足しているな、ありがたいな」
と感じる瞬間。自分自身が満たされていると、相手を受け入れやすくなります。
「I´m OK、You´re OK」の状態ですね。
いつも思考の連続だからこそ意識したいこと
人は1日に6万回思考し、9000回の決断をしていると言われています。
Yes or Noの決断の連続ですね。
会社ではお客様第一で動かなければならなかったり、家庭では家族の事でいっぱいいっぱいになったり。
タワーの1番上に目を向けることなく、どうしても2段目、3段目がメインの毎日になってしまいがちです。
そんな時は、意識的にまずは出来る範囲で良いので自分を労ってあげましょう。
「今日も一日頑張った」
「1年前の自分と比較して、ここまで成長することができた」
「目標達成はできなかったけど、努力するプロセスでこんなことを学べた」
など、自分自身のポジティブな面に焦点を当てて心を満たしてあげることも時には大切です。
自分自身を満たしてくれるものを見つけるためには

しかしながら、自分を満たすものは何か?が分からない方も結構多いのです。
自分自身を満たすものを見つける方法の一つとして、自分の「好き・嫌い」を自由に感じる事、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の「五感」を意識し続ける事が効果的だと言われています。
「好き」がわかりづらい場合は「これはイヤだな、なんか心地悪い…」という事から見つけるのもアリです。
これを意識していくと、更に自分にとって重要な事柄、場所、仲間さえをも見つける感覚が育ってきます。
弊社では、自己理解を深めるための「自分の取り扱い説明書」を作成する研修なども実施しており、大変ご好評をいただいています。
最近、相手の意見や話を聞けなくなっているなあ・・・と感じたら、まずはちゃんと自分を満たしてあげる事。
ぜひここから始めてみてください。相手とのコミュニケーションが変化していきますよ。